※ヒビミル参考資料:2

段差がある面に対する接着

 接着面にすでに大きな段差が存在した場合、ヒビミルを直接接着できない。このときは図1のように市販の金属プレートやアクリル樹脂等により足を継ぎたすようにして接着する方法が考えられる。


            段差調整概要図
                 図1 段差調整概要図

亀裂巾が大きく接着できない場合

 亀裂巾が大きく、ヒビミルの長さが不足する場合がある。
このような時は、図2のように足を継ぎ足すことが考えられるが、プラスチック樹脂等では、膨張率の問題から誤差が大きくなる。熱膨張率の小さな材質のものを使用することが必要である。



            亀裂幅調整図
                 図2 亀裂幅の調整図

 熱膨張に関しては、「参考資料1」を参照。鉄の線膨張率=11.7×10−6、真鍮の線膨張率=16.6〜18.6×10−6、アルミの線膨張率=2.16×10−5、アクリル樹脂の線膨張率=6〜9×10−5。