コア荷重試験

コア荷重試験

圧縮強度試験結果報告書

載荷破壊試験

コンクリートコアを圧縮試験器により、載荷破壊試験を行っている様子。
コンクリート供試体に取り付けられたケーブルは、同時に実施したストレンゲージによるひずみ試験。(この写真の試験はアルカリシリカ骨材反応試験の1項目として行った。)

複合法(超音波計測+シュミットハンマー)
複合法(超音波+シュミットハンマー)

※複合法によるコンクリート強度推定の骨子
2種類以上の非破壊試験法を組み合わせ、コンクリートの強度推定を行う方法が、国際材料構造試験研究機関連合(RILEM)で提唱され、1976年に指針が示された。指針は、2種類の試験法として縦波速度+反発法、縦波速度+表面くぼみ法、縦波速度+引抜き力等9種類、3種類の試験法として縦波速度+反発度+引抜き、縦波速度+反発度+音波減衰等4種類が示された。以上の試験法の中で、縦波速度(超音波速度)+反発法が最も現実的な試験法として委員会(CNDT委員会)でマニュアルが作成された。
日本においても建築学会において、複数の研究者から複合法による推定式が発表され、建築学会の小委員会で次式が示された。

普通コンクリート Fc=8.2R+269Vp−1094
計量コンクリート 
Fc=4.1R+344Vp−1022
※圧縮荷重強度試験と複合法の併用
Fc 圧縮強度 kgf/cm2
R  反発度
Vp 超音波伝搬速度 km/sec

コア採取圧縮強度試験と複合法を同一位置で行い、コア試験結果から上記複合法の予測式に係数を付加し、他の複合法で実施した複合法圧縮強度試験の精度をさらに高めることが可能となる。

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